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立山連峰訪問 その3

初めて雷鳥沢から剣御前を目指した時の荷物は20kをゆうに越えていたな・・・
ザイルやテント、食料なんかもあって重いザックとつらい登りであったけども
剣御前小屋の前から見た「剣岳」が全ての疲れを吹き飛ばした思いが甦る。

翌日からは源次郎尾根で岩登りのトレーニングをする予定であり
剣沢の幕場にテントを張った後に「剣岳」を往復する事にした。
しかしカニの横ばいを超えたあたりで小雪が舞って来て急遽撤退、
途中の避難小屋で天候待ちをしたが雪は見る間に吹雪になって
岩に付けられたマークが識別できなくて下降点探しにメンバーが右往左往した。
なんとかベースキャンプに戻れた時は安堵でホットしたが気温が下がり
快適な晩秋を味わう剣沢での天幕生活は寒さとの戦いだった。

翌日はテントが新雪で圧迫されて眼が覚めた。
天候は回復していたがもはや岩登りの練習どころではなく
下山を決定して剣御前まで登り返すことにした。
スパッツもカンジキも無いなかでツボ足で登り返したがこれもつらい思い出、
すでに30年も前のことなのでいろんな記憶が不明確だが
剣岳にはそんな思い出がある・・・・

さて雷鳥沢に向かって下り始めたのが15:00頃なのに
かなりの人たちが登ってくるのには驚いた。
剣沢の幕場はあるし、近くには小屋が幾つもあるから
恐らくいずれかに泊まるのだろうけれども午後に登りをやるのは
気温が高い夏場は極力避けるのが一般的なんだけどなあ・・・と思ってしまう。

20120825_tateyama.JPG
イワツメクサ

20120825_tateyama9.JPG
キンバイ

一昨年はかなりの高山植物が咲いていたが
今年は訪問がやや遅かったのでチングルマはすでに散ったあとで
初秋を感じたお花畑であった。
しかしハイマツの潅木帯を抜けるときに妙な鳴き声に驚いたら
最後部を歩くN氏がその原因を見つけた。
小さなヒナが巣の中から頭を出して鳴いていたのである。

20120825_tateyama8.JPG
3羽のヒナ

白馬岳で雷鳥に遭っていたからもしやと思ったが
あまりに小型であるし、時期的にはヒナの誕生が遅い気もする。
しかし登山道の真横に営巣するあたりは人間を敵でないと認識している
いかにも「雷鳥」のようでもあるし・・・・
写真を数枚撮ったのちにヒナの無事を祈って先を急いだ。

やがて雷鳥沢にたどりつくと沢には仮設の橋ができている。
そこを渡れば幕場が広がっていていろんなテントが設営されていて
夕食の用意をしている人たちでごったがえしている。
今宵の宿はそこからもう少し登った「雷鳥沢ヒュッテ」である。
唯一の露天風呂を備えた山小屋で、運良く個室を予約したので
露天風呂で汗を流し、生ビールを飲み、夕食を頂き、部屋で2次会をする。
そんな夏の終わりに相応しい一夜の始まりであった。

20120825_tateyama14.JPG
雷鳥沢ヒュッテ

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2012年08月29日 19:48に投稿されたエントリーのページです。

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