Mt.Fuji Summit
今までの登山の中でも数えるほどの悪天候での登頂であった。
魚沼を早朝に出発する地元観光会社が企画するツアーを利用した。
お盆の帰省ラッシュが始まった休日の高速渋滞にも捕まらず
富士山五合目に到着したのが正午前で、その後昼食の後に「富士山ガイド」が
紹介されて13:00いよいよ出発となったが生憎の天候でGASが濃く視界は悪い。
歩き方の注意事項にあったようにまさに牛歩の歩みでダラダラと歩くのだが
結果的にはそれがよかったのだろう、ほとんど疲労は感じない。
あまりのノロさにガイドと世間話をしながら気をまぎらわしたりしてゆくが
岩場などで前を歩く人たちが少しでも立ち止まると渋滞している列はさらに渋滞、
まるで年末・お盆の高速道路渋滞と同じだなと思った。
半袖・短パン(下はCWX)でも暑くも寒くもなく汗もかかないから
思ったほどの水分補給もしないですんだ。
出発前に1Lの水をザックから取り出したのだが正解だった。
(全部で真水1.5L、アミノバイタル1Lで出発したが真水1L余った)
30分に一回ほどの小休止をとりながらの歩行は楽チンである。
それもで3000mを超えると岩場の一歩がやや重くなるから空気の薄さは
身体が正直に受け取っているのだろう。
約5時間半で8合目の小屋(3250mの元祖室)に到着、時間も18:30で
夕食は19:00と云われて案内された寝るスペース(面積は肩幅と身長のみ)
でザックを広げて身づくろいするのが精一杯の時間。
夕食は定番のカレーで味は可・不可なく腹に治まる。、
(晩酌は持参した缶ビール500mLと生胡瓜、チーズなど・・・)
出発は23:00起床、30分後には頂上を目指すというアナウンスがあって
仮眠というか横になるだけというか食べてすぐに床についてトロトロする。
さて23:00前にトイレにゆくも雨が降っているのにはガックリ
(天気予報では静岡、山梨は雨になっていたから恐れていたのだが・・・・)
雨具を着込み、ザックカバーをし、しっかりとスパッツも付けて準備したが
1時間ほど天候を見合わせていたものの満を持して頂上を目指した。
(このまま下山でなくよかった・・・)
途中で雨は強くなって横殴り、ヘッドライトの灯りが雨粒に反射してキラキラ光る。
気温は13度から10度まで降下して素手のままでは体温損失が激しいので
軍手をしたのだが、効果はなくて高度と寒さで一歩が遅くなるも
ガイドの真後ろを歩いて頂上(正確 には最高点ではない)に到着した。
2:30では小屋も開いていないし、ご来光も期待できない。
ましてや風雨が強く「お鉢巡り」はおろか「剣が峰」へすら行かないとガイドは云う。
皆も寒さに震えて、早めの下山に同調した。
驚いたのは休んでいるのか小屋が開くのを待つのか貧弱なビニール合羽に
身を包んで雨傘を開き、小屋の庇の下に蹲る人たちが多かったこと。
われ等は一刻も早い下山を望んでおり下降を開始した。
途中で直近の小屋での休息をガイドが交渉したのだが満員とかで断られ
結局、出発した「元祖室」に戻ってザックを降ろすも、休息はとらずに
1時間ほどの休憩でゆっくりと下山することになった。
(到着後の休憩する店が開くのが7:00との事でその前に5合目に着いても
かえって冷えた体にダメージが溜まるために歩きつづけることがベターとの判断)
一番恐れていた須走り下山道のガレ道は雨に濡れて砂埃も発たず
小石も雨で安定して一度も石車に乗らずに下降できた。
結局、ストックを取り出すこともなくて時間が長かっただけで筋肉にもプレッシャーはなく
一夜明けた本日は筋肉痛のない階段降りを実現できた。
持参したGASコンロで頂上珈琲も味わうことができず、暑さ対策で持参した
水分もだいぶ余ってしまったが寒さ対策の衣類や雨具は活躍した。
久しぶりに雨の中での歩行、この2日間で富士山の全容を見ることは一度もなかった。
リベンジ?どうなるかな・・・・