Y画伯から電話があったのが出発の2日ほど前で、当初は「万太郎山」であった。
地図やネットで情報収集した結果、どうも日帰りで周回するのは小生にはきつそうで
「茂倉岳」に変更してもらった。
茂倉新道はまさに「関越高速」の関越トンネル出入口付近から始まっていて
ブナとミズナラの原生林の間から高速道を走る車の姿が見えたり車の音を
聴きながらの急登はネズコの大木が尾根道に見え始めるころまで続く。
矢場の頭までほとんど休憩もとらずに歩き続け、朝日が当り始めたなかでようやく
小休止して眼前に広がる「万太郎」の姿やこれから登る頂上までの登山道、
ピークの陰に見える山小屋の姿を見ながら水を飲んだり糖分補給。

矢場の頭から見えた高速の換気塔

茂倉岳新道下部
このあたりから下草が刈り払いされていて朝露が気にならなくなった。
足元に「ウメバチソウ」の群落が目立ち始めてその白い花が疲れを癒してくれる。
立派な「茂倉避難小屋」は屋根が一部壊れていて今日(10・1)から補修工事が
始まる旨の張り紙が張ってあったが、ガスが湧き始めたから今日はヘリが飛ばないだろうし
明日からは数日間雨模様だし・・・

茂倉岳新道上部

ウメバチソウ
この頃からガスが濃くなって頂上は見えない。
相方はすでに山頂に向かって歩いている姿を時折見えたが群馬側から湧き上がる
ガスが山々を覆い始めたので小生も小屋の中を覗き込んだ後に早々に
山頂に向かって歩き始めた。
思いのほか短時間で山頂に至る。
「一の倉」方面のシャッターチャンスを狙っていた相方も視界好転をあきらめて
武能岳に向かうことにする
途中で今回初めてすれ違う男女2人連れの中高年、だいぶ疲れているのか
「あとどれくらいで茂倉岳ですか?」と聞かれたが2人の様子を見て「1時間弱」と答える。
いつも思うのだが難しい返答だと思う・・・。
ガスと群馬側から吹き付ける風で半袖のシャツ1枚で歩きつづけている体は
汗が出ない分、相当なエネルギを喪失しているのかややお疲れモード
全く視界がきかない稜線をただひたすらに歩きつづけて恐らく最後の登りと
思われる急登で呼吸を整えながら突破すると1759mの武能岳に到着。
1977mの茂倉岳から400m下降し、また200m登り返したことになるわけだ。
相方は待ちくたびれてお昼を食べ終えていたので小生もお握りを1ケほおばる。
さてここから蓬峠へはチシマ笹が広がるなだらかな丘陵地帯
強い風の通り道のせいか樹木は生長せずにチシマ笹だけが生き延びている。
快い下降を続けているといつのまにか清水峠、湯檜曽方面からの登山道が合流する十字路に出た。
蓬ヒュッテへは土樽方面に向かって少しばかり歩んだところに黄色の立派な小屋があった。
管理人は不在であったが休憩300円、ビール600円の価格表が入口に掲げてあった。
下降にいつも傷める左足のつま先を考慮してヒモを締め直す。
さあここからが不得意な長い下降、2ケ所ある美味いと有名な清水を
1・5Lのペットボトルに詰め込んでガスと強風が無くなった越後側を歩き始めた。
ヘビを見かけること4匹、アマンダレを少々、天然のサルナシを少々
傷む足を庇いながらいよいよ最もきらいな渓谷沿いの石が散在する河原歩き
堰堤ではすでに「茂倉岳」登山口まで車を取りに行って戻ってきた画伯が
日光浴をしながら待っていた。
あまり遅いから転落でもしたかと心配していたらしいが、蓬峠からの予定時間
2時間30分以内に着いたのだからそんな・・・
小生の予定では全体で16:00頃に到着すればいいかなと思っていたから
あまりにも早い行程だったので湯沢の「岩ノ湯」で汗を流して
かなり気温が上昇した魚沼の盆地をのんびりと帰宅した。
久しぶりの長時間歩行で疲れた。