東京へ出稼ぎ中に突然の電話があって「越後駒ケ岳」へ誘われたが
いろんな事を考慮して「浅草岳」へ目的地を変更した。
例年の「ヒメサユリ」開花時期を過ぎているが未だに満開との話は聞かないので
そのチェックも兼ねてやや強引に決めた。
先週の八海山歩きの後でもあることなのであまり長い時間、山の中で滞在せずに
他の用件もこなさねばならない事もあったからでもある。
6:00待ち合わせ予定の1時間ほど前に横浜から車が到着したが
ETC割引を利用した「週末遠距離登山者」と化した友である。
ねぼけ眼の小生は急いで用意をしてまだ朝の冷気が漂う魚沼の里を出発、
浅草山麓の大きな駐車場に到着した時はまだ数台の車しか居なかった。
「ネズモチ平」からの急登も先週歩いた屏風道に比べたら散歩道のようで
歩み、呼吸とも絶好調である。
例年、幾つもの花房を見せてくれる株がある場所では(途中に唯一ある一箇所)
大きな株は未だに蕾でその他にも小さな株もまだ蕾である。
ただ個体数自体が増えていることは喜ばしい。
1時間半で稜線に飛び出したときはすでに太陽も昇りきっていて
沢筋から這い上がってくる風もやや暖気を含んできた。
そこから頂上までは手が届くほどの距離で、雪渓を横切った後に始まる
木道は頂上直下まで延びている、その終点にある2つあるテラスのひとつには
先行した数人が寛いでいた。
テラスのひとつにザックを置いて頂上を往復した後
10:00というかなり早い時間の昼食となった。
頭から被ったネットで防御した周りをさかんに吸血虫が急襲していて
被害は腕の2ケ所ですんだけれども(腕もネットの篭手で防御していたが境目をやられた)
この痒みがあとを引くのが悩みでもある。
湯を沸かしておにぎり一個とカップ麺を食べたあとに
ゆっくりとモカ・キリマンハーフブレンドの珈琲を点てて楽しむ、
他方、友はフランスパンとパスタというなかなかおしゃれな食事スタイルを楽しんでいた。
デザートを食べていたらだいぶ登山客が増えてきたので重い腰をあげて下山にとりかかる。
今回はコンパクトカメラのみの持参だったのでそれを手に持ったまま
花達を愛でながらゆっくりと下り始めた。
いつも思うことだが下山時にすれ違う疲労困憊の人に聞かれる
「あと何分くらいで頂上ですか?」といったような言葉であるが
その人の実力や疲労度もあるわけで安易に答えるのは疑問なわけで
「今まで歩いてきた倍」とか「半分」とか距離や難易度で答えることにしている。
案の定、年配者のヒザにプロテクターをした人達やだいぶ肥満度の高いひとが多くいる
グループが「桜ゾネコース」から続々と登ってくるが前岳の手前で渋滞していた人や
嘉平与ボッチの手前で喘いでいた人にも何度か聞かれた。
小生は下りでのヒザも筋肉も快調でスキップするようなリズムで駆け下りたが
さすがに舗装された林道はゆっくりと歩み、山歩きのファイナルの余韻を楽しんだ。

ネズモチ平コースから嘉平与ボッチを望む

山頂から鬼ケ面、前岳方面を望む

登山道端 に咲いたシラネアオイ

ツバメオモト

嘉平与ボッチ付近で花咲いた2輪のヒメサユリ

桜ゾネコースのブナ林