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2007年11月 アーカイブ

2007年11月04日

晩秋の山歩き

某日、立寄った店でY画伯に「駒ケ岳・絶壁」散策に誘われた。
翌日の予想天候は「晴れ」である。
7:00に迎えの車に乗って「駒ノ湯」脇をぬけて「駒ケ岳」胸壁へ向かう。
車は道路脇から倒れかかるススキや潅木の枝を払いのけながら進んだ。

終点からは「ゼンマイ道」を登ってから「桑木沢」を渡って正面の尾根を越えると
ようやく岩壁にむけての水平歩行が始まる。
右下足元には「金山沢」が切れ込んで左はツルツルした岩壁が続いている。
南魚沼の山岳会が整備しているせいか快適な登山道である。
幾つかの小沢を越えると幾つものルンゼが立ちはだかる最終地点に到着。

渓谷にはまだ雪が残っていて、時折その崩れ落ちる音がする。
胸壁は上部がガスに覆われて全容はなかなか姿をあらわさないが
谷川岳の岩壁に匹敵する垂直に近いルンゼには圧倒される。

晴れていてもほんの数時間しか陽があたらない峡谷である。
例年はこの時期でも相当な量の残雪が堆積しているとの事、
汗ばんだ体には渓谷の冷気はゾクゾクとしてくる。

その昔、鉱石を掘り出した手掘りのトンネル跡を遠望しながら昼食、
恐らく罪人を使った凄惨な現場だったのだろうと、
残っている慰霊の石仏の由来を同行した先達が語ってくれた。
今でもロッククライマーが訪れているらしきビレイ用のピトン跡や
マーキングを残して暖かそうな陽が差し込んでいる下界に向かった。


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桑の木沢・紅葉

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雨上がりのムラサキシキブ

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金山沢奥壁

八海山訪問

運動不足が続いた2ケ月間の穴埋めをするように
次々と山歩きのお誘いをうける。
決してきらいでないわけで、かなりの苦労をするのはわかっていても受けてしまった。

八海山は幾つもの登山口があるのだが、近年はケーブルを利用した
4合目まで登ってしまうコースが一般的になっている。
今回は正面の岩壁の間を直登する「屏風道」になった。
岩肌に張り付く紅葉を愛でながら登ろうという健脚者のアイデアだ。
遠くからみると「あんな岩場を・・・」と思うのだが、
歩き始めると足場はまあしっかりしているし適宜にクサリが張られている。

3時間半の格闘、最後の1時間はさすがに疲れが出たのか足が重くなってしまった。
急斜面を登りきったら「千本檜小屋」の真横に出るなだらかな尾根に出た。
一気に緊張感が弛んでしまう。
昼食もそこそこに健脚者は八ツ峰越えに、小生は迂回路を通って
合流地点でのんびりと日向ぼっことしゃれこんだ。

下山にとりかかる頃に漸く青空が広がりはじめる。
アプローチの関係上「屏風道」の人はこの「新開道」を使う人が多い、
それでもケーブル利用に比べたら人が少なくて静かな山である。
初めて八海山に登ったのは、この「新開道」だったことを記憶しているが
下りながらも当時のことは忘却の彼方であった。

山の上部はすでに秋の終わりで、もうすぐ根雪の下になるのだろう。
自宅の窓から見る事ができる山に別れを告げて
ブナ林のつづれ折り道をころがるように麓へ急いだ。

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摩利支岳

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八海山遠望

2007年11月07日

キノコ談義

魚沼では秋になると山好きの人たちが「キノコ」談義をする。
「今年は暑かったからアマンダレの出が遅い」や
「畑の柿ノ木に舞茸が出た」だの「そろそろナメコが出始めた・・・」など。

新聞では猛毒の「ツキヨタケ」と「ムキタケ」「ヒラタケ」を間違えるなとか
「スギヒラタケ」は今年から毒キノコの分類になったなどの記事。

数年前に銀山平で「ナメコ採り」をしている友人から珍しいキノコをもらった。
その時の注意事項「くれぐれも酒を飲みながら食べないように・・・」
ほんの数本だったので何気なく食べた後での後日談。
「あのキノコは酒と共に食すると幻覚症状が出る」という残念!!

有名な毒キノコ以外は「食べられるけど美味しくない」キノコと
「姿形がよろしくない」キノコなどあるが、総じて食べられるものが多い。
毒キノコではなく、著名な食用に適したキノコ以外を採った場合、
小生はまず平日の夕方に一本食する(翌日、病院がやっている日)。
翌朝、なんともなければそのキノコは問題なしという
自らの体を張った実験というわけである。

今年は「舞茸」が大発生している話を聞いたし
2回ほどご相伴に与って食べた、香りと歯ざわりは抜群!!
本来は深山のミズナラにしか出ないのであるが、
まれに他の木にも出るらしい。
昨今は「キノコ工場」から使い終わった菌床を庭に植えておくと
株は小さいが出ることがあるとの事。

東欧州では秋になるとキノコ採りが国民的な行事だとか、
いかにも森の国らしい話題だが、日本の森林は荒廃して
キノコが育つ環境はどんどん無くなっている。
その代わりに石油を燃やして工場生産しているのだから
なんとも情けない話ではないか・・・・。

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渓谷の流木に生えたキノコ

2007年11月14日

冬型気象配置

先週の週末から時雨模様が続いていたが今日は青空が見えた、
しかし明日からはまた冬型に戻ってしまう。
ずっと天気図が冬型になっているから気温が低ければ雪だろうなと思っていたら
1昨日の朝には越後三山は雪が積もっていた、今年2回目の積雪である。
こんな日が幾度か続いてやがて里にも降り始めてから根雪になるのが
例年のスタイルであるが、さて今年はどうなるやら・・・。

早い樹木は葉を散らせ始めたし、紅葉もほぼ終わりかけている。
これからは大根や蕪菜の収穫が始まって店頭に瑞々しいものが並びはじめると
「タクアン」干しや「野沢菜漬け」も始めることになる。
例年の冬支度は同じように繰り返されるのだ、世の中がどんなに騒がしくても
田舎でのライフスタイルはさほど変らずにリフレインする。

米国の「サブプライム」も「円高」も「株価下落」も、また「党首会談」も影響しない。
魚沼はゆっくりと冬をむかえる準備に入っている。

2007年11月16日

柿と大根が大豊作

今年は柿の貰い物が多い。
10月の初旬に小振りの「しぶ柿」をもらって干し柿に、
(これは今が丁度食べ頃で、天候が良かったせいか上出来!)
次がシブ柿で、これは所謂「さわし柿」にした。
45度の焼酎にヘタの部分を浸してビニール袋に密封して1週間、
これも今が食べ頃であの渋みが綺麗に消えて程よい甘味が口内に広がる。

数日後には木に生ったままの甘柿を採りに来ないかというお誘い、
行ったらすでに木から落としてあって枝から外すだけの楽な収穫日。
赤みがかったものは生食できたがヘタのあたりが白いものはまだ渋みが残ったので
これも皮を剥いて干し柿にした。

最後は昨日、友人からやはりシブ柿を採りにこいと誘われていそいそと出かける。
さて、高所ハサミで採り出したらけっこうな数になってしまい途方にくれてしまった。
「さわし柿」は処理が簡単だけど長期保存にはむいていないわけで、
いくら柿が好きだとといってもそう何個も食べられるものではないし・・・・。
結局、昨夜は2時間かけて皮を剥いて吊るし柿を作った。
多分、100個はあったと思う。
テラスの軒下や屋内のストーブ上に鈴なりの吊るし柿がぶら下がっている。
「柿が赤くなると医者が青くなる・・・・」といわれるように
ビタミンCが多く含まれた果物であるが、干し柿はどうなのだろう?
天然の甘味はとても優れていると思うのだが・・・。

近所に住む山好き夫婦の先達と外出の際に会って立ち話をしたら
契約栽培の大根を採りにゆくという、
今年は天候が良かったせいか豊作で、いっぱい採れたのであとで届ける旨の
ありがたいお話を頂いて自宅前で作業をしていたら
太くて真っ白な立派な大根が一抱え届いた。

お金には換えられない贈り物に感謝して冬を迎える準備に入る。
当分は新鮮な大根をいろんな調理方法で食し、デザートは柿を食べることになるが
なんともいえないロハス的な生き方であろうか。
多くの近隣の友に感謝!!

2007年11月17日

快晴の冬支度日より

朝刊を取りに5:00に外に出たら冷気が肌にピリピリと刺さる。
予想通り露台には薄っすらと霜が下りていた。
昨夜からの放射冷却と密かに寒気団が迫っているせいか、
それでも8:00にガスが消えて朝日が顔を出し始めると
モウモウと湯気が立って霜が溶け出した。

今日は「薪仲間」の薪運搬を手伝う約束があったので
朝の冷気のなか軽トラックで出かける。
雪が降る前の残り少ない休日、それも天候が良い時はそう無いわけで
今日は絶好のチャンスである。
お昼前に終わったので、引き続いて拙宅の割ったままの薪も積み上げた。
全ての薪を雨から守る為の養生を終えてほっとする。
予定では明日の夜半から降雪があるそうで、平場でも積雪するという。

ストーブでは薪がチロチロと燃えていて屋内は快適だが、
日が落ちてくると気温は急激に下降してやはり迫り来る冬を感じる。

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八海山雪景色

2007年11月19日

初雪

昨日の夜半から雪が降り始めて今朝は一面が雪景色、
この時期としては早いほどの積雪である。
北の街ではかなりの量が降ったようだが、魚沼の里には数センチだ。
これも午後には道路の雪は消えて遠くに見える里山のだけが白く輝いている。
まあ、根雪にはならないだろうがいよいよという気分である。

所用で外出した折に見た街中の風景としてはまだ晩秋である。
街路樹のイチョウがまだ散っていないし、広葉樹も紅い葉を付けている。
真っ白な世界に紅葉の樹木が映えているのもいいものだ。

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里山雪景色

2007年11月26日

胡桃割り

思わぬ積雪に驚いたものの予想通り少なくとも平場は根雪にはならなかった。
3連休は好天の日があったので残っていた外作業を精力的にやって
なんとか冬囲いや雪用タイヤの装着を終えたた今日はまた好天である。
陽射しは柔らかで「小春日より」の様相だ。

ようやく珈琲店のオーナーから2回に渡って頂いた胡桃を処理する
チャンスに恵まれてやってみた。
まずは昨年、採れたものを水に一晩つけておいた、
それを中華なべでカラ炒りすると殻が幾分開いてくる。

外国の土産の「胡桃割り人形」や信州で売っている「胡桃割り器」は
所謂「姫胡桃」用で殻が柔らかいものでないとまず割れない。
この辺に自生する胡桃は「鬼胡桃」といって殻が厚くて丈夫なので
胡桃の割れ目にナタなどの刃を当ててハンマーで叩いたりするのだが
以前に県央地区・三条市の物産展で買った「胡桃割り器」が活躍した。

面白いように割れて、雪が降る夜の作業には向いていそうだ。
単純だが自然のスローフードを頂く下拵えである。
いろんな食材を使った香り高い「クルミ和え」が目に浮かぶ。

Nさん何時も美味しいものをご馳走さまです。

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割った胡桃とクルミ割り器

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