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冬季保存食料の処分

例年、お彼岸前に始まる恒例の保存食料の処理が始まる。
それは別に捨てることではなく、再加工するわけで
むしろそれが目的で漬け込んでおいたものもあるほど。
まずは「タクアン」
この時期にはだいぶ「酸味」が強くなるのでそれを好む人もいるが
酸味をきらう人は薄く切って水にさらしたあと「油炒め」にしたりする。
これは次に述べる「野沢菜」も同じ。
次は「野沢菜」
魚沼を含むや一部の地域では「煮菜」といって
「酸味」が増した「野沢菜」を一度ゆでこぼして少し塩分を抜いてから
柔らかくなるまでじっくりと煮て煮干(これでなくてはダメ)で味付け、
それに打ち豆(大豆を潰したもの)を入れる。
早春の食べ物だが、最近は年配者がいないと作られることはない。
「干しカブ」
一冬保存して最後に残ったものの最終処分で、
薄く輪切りにしたものを大きな鍋で茹でて、そのまま
ムシロの上に広げて春の太陽に干し揚げるもので
まあ、「切干大根」の亜流である。
初夏にこれと根曲がり竹、丸麩などと煮たものが「田圃仕事」の
お昼に水田の横で家族で食べていた風景はもう無い。

先日は行きつけの蕎麦屋でアサズキの「味噌和え」が突き出しで出た。
辛味と香りが味噌とほどよく調和して車でなければぬる燗の日本酒でもほしい味である。
そろそろ雪が解けた畑の隅に「アサズキ」が芽を出し始めているのだろう、
太陽が出て地温が上昇すればいろんなものが出始める。
一年で一番、いろんな生物・植物の動きが活発になる時期であるから
魚沼の民はソワソワしている。