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2006年11月 アーカイブ

2006年11月06日

間に合った

明日の夕方から気圧配置が冬型で
寒気団が日本海に南下してくる様子だ。
当然、高い山は雪になり、平場でも風雨が強くなるのかな。

今年は秋になってから熊がいろんなところに出没して
先日はすぐ近くの柿ノ木にずいぶんと爪あとがあったので
その柿ノ木を伐採したらしい。
その処理を依頼されてストーブサイズに細分したり
経トラで自宅に運んだりした。

まだ実の付いた柿はほとんどを現地に置いてきて
あわよくば熊が胃袋に入れてくれればと思ったが
どうなったか・・・・。

この春から自然乾燥させたクルミのゴロや
この秋の柿ノ木をテラスの下に格納するために
古いゴロをアックスで割ってベランダや地下室に積み上げる作業、
この作業を好天が続いた2週間ほどでやり終えた。

クルミも柿も硬くて重いので積み上げるのが大変だったが
これがストーブの中で燃え上がる様を思うと
軟弱な肉体に力が入るから不思議だ。

大体2、3年周期で古いものから燃やしているが
今年の冬分は細かくなった薪を秋口から玄関脇に積んだので
乾燥しすぎで燃え易いかな・・・。

明日はストーブの火入れ式をやって
「火の神」に今シーズンの無事を祈願し
柔らかい温もりを味わうことにしよう。

2006年11月07日

初冠雪

いよいよ魚沼の山にも雪が降った。
前日の暴風雨は「雪おろし」だったのだろうか。
ベランダの鉢植えが転んだほどだからかなりの強風で
午後には気温も下がってきたから「山は雪かな」と感じた。

「火の神」にお神酒を捧げてからの
薪ストーブの「火入れ」、
細かくしてあった薪は勢い良く燃え上がって
煙突に溜まっていた炭素の塊がパラパラと落ちてくる
一夏の湿度を吸収した炭素である。
部屋は一気に暖まってまずは儀式は終了した。

朝、目覚めて「八海山」を見上げるとやはり
八合目以上が白くなっていた。
まだ根雪にはならないかもしれないが
いよいよ初冬の風景である。
暦も「立冬」で正しい雪国のカレンダーだ。

2006年11月12日

紅葉前線停滞

不思議なことに紅葉前線が停滞している。
今は標高が600mくらいの里山が真っ盛りで
例年のように一気に前線が通過しないで
ゆっくりと進んでいるのでこの1週間は
里山全体が赤と黄色の濃淡が不規則に
混じり合ったモザイク模様のように見える。

昨夜から南下している寒気団から吹き込む
強風と雨で色付いた葉が落ちてしまうのが
少々心配だが、もう少しだけ楽しませてほしい。

あれだけ騒がれた熊のうわさも聞かなくなったが
彼等は満腹して冬眠に入れたのだろうか?
これでは来年の子熊の誕生は減少するだろう。
ひょっとすると餓死してしまう親子が増えるかもしれない
冬眠明けの熊たちが空腹で再び山から下りてきて
麓の山菜を漁る姿が想像できるのは自分だけか・・・。

今日は朝から薪ストーブが全開で働いている。
乾ききった薪は耐熱ガラスのむこう側で
チロチロとオレンジ色の炎をあげながら
まずはシーズン最初の小手調べなのか
さかんに合いの手を要求する。

熱い珈琲を掌に包み
自らが切り刻んだ薪をストーブに入れることが
できる幸福感に浸りながら
晩秋から初冬へと衣替えをする里山を見ていると
繰り返される季節の、年月の大きなうねりなかでの
自分の存在にささやかではあるが
生きている認証を感じるひと時であった。

2006年11月20日

冬ごもり準備

恒例の越冬準備に追われている。
まずは「大根干し」、ややスレンダーな大根を選んで
なじみの八百屋で地物のものを50本購入して
軒下に吊るしたのだが、方法が2種類。
葉が付いたままの2本を一束にして振り分けで
竹ざおにかけるものと葉を落として4、5本を縄で
編み上げて吊るすものがあるのだが
どちらが良いかは賛否両論ある。
葉が付いたままのほうが葉を通して水分が抜けやすいと
いう意見と葉が付いたままだと大根が生長し続けて
スジっぽくなるのでは・・・という意見。
今年は半々でチャレンジした。

次は「蕪菜漬け(野沢菜)」。
これも今年は豊作で昨年の半額くらいで一束入手、
さっと水洗いして多めの塩で「下漬け」中である。
数日で水があがるので、それから「本漬け」をする。
味付けは各家の好みによるが、我が家は
鷹の爪と昆布、煮干だしで醤油味にした出し汁を加える。

立ち木の冬囲いがあるが、2年続いた大雪で
花梨とグミの木がだいぶ痛んだので
今年は大幅に枝を落としたり余分な幹を切り取った。
添え木もしないで越冬させようと思っている。
栃やブナも自然のままにしたいな、もともとが山での
大雪に耐えている木なのだから・・・。

友人の庭から「サルナシ」の木を移植した。
「サルナシ」はキウイの実を小型にしたようなものが
晩秋に収穫できるが味も形状もまるでキウイそのもの、
蔓状の木も似ているので驚く。
かたやニュージランド、かたや深山の生まれなのに・・・。
さて来年は根付いて実がつくまでに成長するかが問題。

「アイヌネギ」は株数がだいぶ増えてきたので
そろそろ適宜の場所に移植をして自然増殖させたいな。
今年も雪の下でゆっくりと越冬させる事にするが
すでに新しい芽が膨らんで準備している。

問題は「雪割草」で、昨年は思わぬ寒波の為に
そのほとんどが凍結してしまって全滅したから
今年はどんな方法で越冬させるかが問題だ。

標高の高い山は雪化粧している。
車のタイヤも交換したので平場での降雪はいつでもOK、
こんな年はけっこう小雪だったりして・・・。

2006年11月25日

大木伐採の一日

放射冷却で霜が降りたほどの今朝の好天に
久しぶりに里山でも歩こうと思っていたら
この数年間、薪ストーブ用の立ち木伐採を世話してくれている
元プロの老樵が拙宅のチャイムを鳴らした。

自宅の桜を切るから、その材木が欲しいか?
とのお誘いなわけで、当然断ることをしない小生としては
チェンーソーを持ってお手伝いに参上した。
樹齢40年の大木で直径は50cm、長さは7mくらいだ。
倒すのは老樵が自らのチェーンソーで10分ほどで
見事に予定方向に倒して完了したが、それからの枝払いと
運ぶ為の玉切りが1時間、運搬と余分な枝の始末が1時間で
まあ、山歩きと同じくらいのエネルギーを消費したうえに
貴重な桜の木をゲットしたので嬉しかったのだが、
それからが大変だった。

その老樵は「錦鯉」を養殖しており、その池の近くに生えている
くるみの木から落ちる葉が鯉にとっては猛毒というわけで
かなり大きな木なので小生に手伝ってほしいとの話である。
まあ、いつものパターンで快諾したのだがこれが大変。
直径が80cmほどの大木で倒す方向がかなりシビアである、
さらに枝が半径5、6mに広がっていたので後処理も問題。
70歳を過ぎた老樵は最近の言動に弱気が目立ってきて
力仕事はもっぱら小生の役目となっている。
例の如く、倒す方向に大き目の楔形の切れ目を作ってから
反対方向からぐるりと切込みを入れる。
ある程度切り込みを入れたらプラスチックでできた大きなクサビを
幾つか倒す方向の反対側に差し込んで「かけや」で
打ち込んでゆくのだが、いつもなら5分ほどで倒れるはずが
手持ちのクサビを4本使っても倒れそうな音がすれども
全くダメで1時間ほどチャレンジしてもビクともしないので
最終手段としてチェーンソーで倒す方向にさらに切れ目を入れようと
したら今度はチェーンソーの歯が木に挟まって身動きがとれない。
しょうがないので知合いからクサビを借りに老樵が出かけて
そのクサビを3本打っても倒れる気配もない。

一番やりたくなかったという倒す方向を変更することにして
小生のチェーンソーで最後まで残しておいた道路側の部分に
切れ目を入れたら漸く轟音を出して倒れた。
挟まっていた老樵のチェンーソーもかろうじてダメージなく
ほおり出されたものの道路と川にその大木が横たわった。
ほとんど人が通らない道路なのでなんとか時間をかけて
道路部分の大木を除去したものの川にまで横たわった部分は
あきらめて、本日は時間切れとあいなった。
格闘時間は2時間半、精根尽き果てた感じの作業だった。

かけやでクサビを打ち込むときにその反動で
右手の掌をかなり痛めてしまったが、
今までの例だとそのダメージは翌日に現われて
翌日は右手の握力がほとんど利かなくなる恐れがある。
明日は川の中の木を排除する作業も協力する約束をしてしまった。
なんとも恨めしい一日であった。

2006年11月26日

さすがは重機

川に横たわる大木の処理をどうするか?
まあ自分の役目ではないのだが心配していたところ
9:00の約束が8:30頃に老樵が迎えにきた。
昨日よりは霜の降り方が多くて全てが真っ白な
霜の衣をかぶっているなかを現場に向かって出発する。

現場ではまず、チェンーソーの手入れから始めることになる。
2サイクル用混合燃料とオイルの充填、ヤスリで歯の手入れ、
エンジンをかけて暖気運転・・・・。
ようやく山の尾根から太陽が暖かい陽射しを差し込んでくる。
吐く息が白いものの太陽はありがたい。

話によると老樵は知合いに重機を頼んだようで、
到着前に川の中に横たわる木の枝おろしを先行することにしたのだが
昨日のアクシデントで古樵のチェンーソーがオイル漏れを起こした。
しょうがなく小生のSTILLで川の中に入って老樵が切り始めたが、
早くも歯を挟み込んでノコギリのお世話に・・・。
どうも朝から調子がよくない・・・、すると重機が到着して
ワイヤーで吊り上げようとするがやはり大きく広がった枝が
邪魔で効率が悪く、結局は枝を下ろしながら引き上げる。
それでも1時間ほどで終了して大きなクルミは道端に並べられた。
さすがに重機の力である。

これは来春に小生が玉切りをしたのち運ぶことになる。
クルミは硬くて重いけれども薪としては貴重だ。
来年の話をすると鬼が・・・。
でも常に薪の入手を念頭においているので貴重なチャンスである。

午後は昨日運んだ桜を積み上げなくてはならない。
明日からは雨が続いて、週末には降雪の予想になっているから
晴れている時間は大切である。
だいぶ休日の予定が狂ったがしょうがない。
作業を終えたらすぐにのんびりと風呂にでも浸かろう・・・。
せめてもの自分へのご褒美だ。

2006年11月29日

落葉と落胆

先週までは残っていた木々の紅葉が散り始めた。
天気図は大陸から寒気団の南下が伺われて、
降る雨の冷たさが葉を散らしているのだろうか。
さてこの雨がいつ霙に変るのだろう。

もう数日で11月も終わって師走がそこまで迫っている。
政治と経済はダイナミックに変化しているようだが
小生のような小市民の生活は萎縮したまま
年末をむかえるしかないのだろうか・・・・。

地方自治体の「入札」、「裏金」の問題は「必要悪」などと
マスコミを通じて伝えている輩もいるようだが、
国家、地方公務員はいやしくも「公僕」である。
なにを勘違いして発言しているのだろうか。
税金で身分と報酬を確約されている立場である事をよく考えろと云いたい。

富める者は海外に資産を隠して、税金でのサービスのみを享受し
自らの保身だけを考えて立法府を食い散らかす政治屋がはびこり、
隠れ借金を「特別会計」なるベールで覆って隠しつづけ、
尚も箱物を造ることに情熱を傾ける既得権益にむらがる
地方の首長やその配下の議員には憤りを覚えるが
われ等庶民はどうしたらいいのだろうか、
あまりチャンスのない選挙のみしか手段がないのか。
が、しかしまああの投票率ではとても政治への参加意識を疑ってしまう。

「バカな庶民が多くてけっこう」
と嘲う政治屋の高笑いが聴こえるようだ。
何代も続く政治屋が多かったり、家族が何人も政治屋だったりは
いかにも「政治」が美味いものかを物語っているが、
信念を曲げて一度辞めた政党にスリ寄る「政治屋」にもがっかりする。
やはり政治資金がほしいわけですね、お金ですな。

志が高くて清貧な政治家はいないのだろうか。

2006年11月30日

山の道具:1  登山靴

これからの冬季はすこしばかり、山の道具について語ろう。
まずは「登山靴」だと思った。
ザックを最初にと思ったが、やはり「靴」だろう。

高3の夏休みに親に内緒で「北アルプス」へ出かけた。
前年の晩秋に飯豊連峰前衛の「二王子山」で手痛い経験を積み
山の怖さは認識していたが、道具はアルバイトのお金でそろえた
靴は「キャラバンシューズ」、ザックは貰い物の
カーキ色の帆製・小型キスリングだった。

確かキャラバンの底には滑り止めの爪が常着されていたな・・・。
安くて、軽くて、当時の「登山ブーム」の産物だったのだろう。
就職してから数年後、新たに買い替えたのもキャラバンで、
丹沢、奥秩父、八ケ岳はそれで歩いた記憶がある。
次に買ったのが皮製の登山靴でメーカーは覚えていない、
重くて、硬くて、数年で廃棄したと思う。
その後新たに購入して平行して使っていたのが
「クレッターシューズ」と名乗った裏革を表面にした
ローカットの軽い登山靴でこれはよく履いた。
残雪期以外の山はほとんどそれで登ったような気がする。
ビブラムは3回ほど張り替えて、店の親父に「今度は買い換えて」と
云われたほど愛用したが引越しの折に処分した。
今思えば、惜しい記念品だった、残念。

アプローチ用に履いたのが最初はテニスシューズ、
その後が「トレッキング・シューズ」と呼ばれたややごっつい
天気の良い日帰り登山はそれが活躍した。

現在履いているのは一応、ヨーロッパの著名なメーカー製で
20年以上は経過しているものの昨年少しばかり修理しただけで
まだまだ現役である。
今は同様なモデルは国産はおろか輸入品でも日本では見かけない。
もっぱら新素材の軽くて足にやさしい登山靴ばかりだ。
小生の登山靴は相変わらず、重鈍で、豆が出来易く、不細工だ。
サブのシューズはあるが20kの荷物を背負う時にはやはりこの
登山靴だろうとい思う。
雪の時はスパイク長靴、日帰りはハイキングシューズ、
2泊以上の縦走には歴史ある重くて硬い登山靴を愛用してゆくだろう。

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