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2006年06月 アーカイブ

2006年06月06日

守門岳登山

例年であればGWに登る「守門岳」にようやく足がむいた。
遠望すると残雪が多くて大好きな「残雪歩き」がまだ充分楽しめると
思っていたのであるが、連日の好天と高温で雪解けが進んでいるので焦った。
この2、3年残雪の守門に登っている友が山菜採りを兼ねて
魚沼に足を運ぶとのことなので天候も安定しているし
いつもの「二口コース」から登った。

土曜日だし須原にあるロッジから余裕の出発だったが、
7:15の駐車場はほぼ満車、山菜採りの車もあるにしても
いつになく混雑した守門になりそうだ。
朝の冷気のなか長袖で出発したが15分ほどでTシャツになった。
綺麗に計画伐採されたブナ林の急登をひたすらに登るが
朝日の木漏れ日が若葉を透して快い。
「護人清水」からは残雪が現れたのでなんとなく嬉しい気がする。
知人に言わせると小生は根っからの「残雪好き」なのだということ。
今回も愛用の「スパイク長靴」なので残雪の上を歩く気分は最高である。
「谷地平」までの急斜面を終えると痩せ尾根が現れるが
森林限界を終えた尾根道は太陽の陽射しが暑い。

至るところ中越地震とこの年の大雪で登山道が崩落しかかって
なんとも痛ましいが個人の力ではどうしようもないのが残念である。
釣り尾根を終えて最大の急登にかかったが
潅木帯を抜けるまでは雪原は現れなかった。
それでも雪原に出ると気持ちがおおらかになって足取りは
弾むようになってしまう。

「青雲岳」のピークを停まらずに一気に「守門岳」山頂まで歩いた。
途中の雪庇も思ったよりは後退しておらず
6月の初旬だというのに1600mに満たないこの山でこんな
残雪歩きができる幸せを噛み締めながら稜線散歩を楽しむ。
やや霞んだ天候だけども、なんといっても大好きな山なのだ、楽しい・・。

予想を上回るタイムで頂上に到着し、お昼にするにはあまりにも早い、
(数人いた先行パーティはビールなど飲みながら食事をしていたが・・)
我らはお茶とケーキを食べただけで30分ほどで下山にかかる。
続々と追い越した人たちや後続のパーティとすれ違うが
時間的にはまだ正午にはだいぶ余裕がある時間帯であった。

登りではザックに仕舞ってあったカメラを取り出して
撮影を楽しみながら快適に駆け下りる残雪の斜面だ。
雪解けが早い登山道の両端には「カタクリ」が満開で
時折「コブシ」の花がほのかな香りを漂わせたり
紅一点の「ツツジ」が彩りを添えたりして
いかにも初夏と晩春が同居した「残雪の山」らしい。

友は淡いピンクの「イワウチワ」とやや紅みがかった「イワカガミ」の
競演に驚嘆の声を上げていたが、こればかりはその場に
居合わせた人でないとわからぬ感激であると思った。

たっぷりの残雪が残る「谷地平」で丁度正午になったので
足元から湧き上がる冷気とブナの新緑からもれる木漏れ陽のなかで
2回目の湯を沸かしてお昼にする。
なんという幸福感だろうか、いろんな事が許すならばここで1日中
美味しい珈琲でも入れて本でも読みながら過ごすのもいい。
南国の海辺のカフェや欧州のアルプスが見渡せるテラスでの珈琲に
匹敵する場所と景観なのだと確信している。

まだ訓練の足りない「ウグイス」や「ホトトギス」の囀りが時折聴こえるだけで
ただただ静寂な山の中にある緑と残雪の空間・・・いいなあ・・・。

「護人清水」で持参したペットボトルを満杯にして
今宵開かれる残雪期最後の登山を祝う宴の準備とした。
ブナの緑のトンネルを少しばかり名残り惜しみながら
ゆっくりと登山口に向かった中高年登山者であった。

oodake.JPG
     青雲岳から大岳  
tonneru.JPG
   緑のトンネル
yachidaira.JPG
谷地平の残雪とブナ林

2006年06月08日

残念なり「ツバメ」君

数日前に作りかけの「巣」が落ちた。
どうもログハウスの塗装済み外壁と相性が悪かったようで
スッポリとぬけ落ちていた。
せっかく「糞よけ」の板まで張ってあげたのに
そのうえに卵を産む直前の巣が落ちていたわけだ。
なんとか補修をしてみたが一度人間の手が介在すると
気に入らないらしく、何度か様子を見てついに放棄してしまった。
それでもねぐらとしているアングルには昼間は時々、
就寝時はかならず戻ってきている。

近くの壁に何度かチャレンジしていたが
泥との相性が悪いのかすべて落ちてしまう。
別の場所に巣を作って産卵、養育、巣立ちしてくれる事を
祈ることしか出来ない。

2006年06月12日

里山のタケノコ

雨上がりの朝、運動不足解消とかすかな望みを胸に出発。
スパイク長靴と作業ズボンに半袖のTシャツ、
大雪の爪あとが残った(至るところに倒木が横たわる)登山道を
歩き始めるが、いつものチェックポイントで30秒遅れ。
びっしりと葉が生えそろった潅木が登山道に張り出している、
そこに先ほどまで降っていた雨の名残が付着しているから
頂上に着いたときは上半身がけっこう濡れた。
それでも記録は34分をすこしばかり切った好成績。
持参したペットボトルの水を少しばかり飲むといよいよ探索。

最後まで残った残雪が漸く溶けた尾根の一部分だけが
全く葉を出しておらず、あとは初夏の様相だ。
時折見かけるツツジの淡い紅が目に眩しい。
目的の根曲がり竹が密生する場所ではすでに多くの人が
歩き回った痕跡がありありと見受けられる。
それでも遅くに出始めた「タケノコ」を求めて30分ほど彷徨う。
小さなナップザックに一杯になるほど取れたので撤収。

下山の途中で老夫婦の登山客とすれ違う、
彼らは早い時間の下山に驚いていたが、「地元です」と言って答えておいた、
気温が高くなる前に下山するのがこの季節のセオリーだ。

帰宅後に熱いシャワーを浴びたあとは「タケノコ」の下ごしらえ。
数十本のタケノコの皮を剥いて食べられる柔らかい部分を切り分ける。
これは「汁の実」、これは「姿焼き」、「サラダ」「天麩羅」と
大きさや部位によって分け終わったら1時間が過ぎていた。
採ってきた量の半分以上が「生ゴミ」としてまた土に帰る。

これから数日間はコリコリとした歯ざわりが味わえる。
タケノコの宝庫である「苗場山」の本年度「たけのこ解禁」は
何時になるのだろうか?この大雪のせいで7月にずれ込むかな・・・。

蛙のコーラス

例年になく梅雨入りが遅く感じる。
雪解けが遅れていたからそうなのだろうか?
首を長くして待って畑に苗を植えた人たちは雨が降らないので
生育の遅れを心配しているがさてどうなることやら・・・・。
我が家は先週末に数種類の「唐辛子」とトマトそれにオクラを植えたが
あまり甘やかさないように水分を補給してひたすらに
梅雨入りを待つ昨今である。

今宵は蛙のコーラスが賑やかだ。
水を張って水稲の苗が植えられた隣の水田にはさぞ
多くのファミリーが同じように梅雨入りを待っているのだろう。

中国の黄砂、極地の氷河凍解、太平洋に点在する島々の水位上昇
ゆるやかだが地球は温暖化を経て滅亡に向かっているのか?
悲しい限りの現実である。

2006年06月15日

相次ぐスキー場売却

今朝のニュースでまた、新潟県内のスキー場が売却される事を知った。
いずれも「西武」が所有するものだったが先般の堤氏逮捕の影響で
国内の多くのゴルフ場・スキー場が相次いで売却されるなかで
ついに歴史のあるスキー場がその対象になった。

まずは湯沢にある越後中里駅に隣接する「中里スキー場」、
「駅のホームを出たらゲレンデ」が売り物だったが、
上越新幹線の完成で「水上<->湯沢」間の列車が激減、
もともと管轄の異なるローカル線だから本数は少なかったが
「列車でスキー」の時代が終わったのと新幹線「湯沢駅」からの
アクセスを考えたらバブル期に増えた独立系のスキー場よりは不利であり
まあ、西武が経営していたから存続していたスキー場であった。
小生も2、3回ほど滑ったが、線路から見える急斜面はすごかった、
一度も停まらずに滑り終えるとギャラリーが歓声をあげたほどだ。
あの付近に建っている「リゾートマンション」の価値はこれでまた下落する。

もうひとつは「妙高高原地区」にある「燕温泉スキー場」である。
リフトが3基しかない小さなスキー場だが積雪量が多くて、
いい湯が出る温泉に併設しているために春になると混雑する。
ここにもよく,春スキーを楽しみに行ったのだが、主目的は温泉
県内では珍しく「白濁」した湯が気持ちよかった。
日本海から吹き付ける寒気団からの水分たっぷりの雪雲に
新井、妙高の山々の積雪は半端な量ではなくその恩恵に
育まれてきたリゾート地はバブル以降「赤倉温泉」地区の企業の保養施設、
個人の別荘は壊滅状態で見捨てられ朽ちている建物が多い。

スキー場の売却は閉鎖につながるのか?
団塊世代の回帰を狙っている施設も多いと聴くが、
余暇の過ごし方の多様化、価値観の変移によって
ウィンタースポーツに頼ってきたリゾート施設は悲しい。

2006年06月16日

リベンジ・ツバメ君

ツバメの若夫婦は結局、いい場所が見つからなくて
再度、我が家のテラスにチャレンジしている。
今度は慎重に「泥」を選んでいるようで、2日間ほど強度検査をしていた。
(ログ壁に設置したL字アングルを利用して塗りこんだ泥が乾くのを待って
 からそこで一夜を過ごしてから本格的な設営が始まった)
夫婦は交代で泥と枯草を運び込んでわずか3日間でほぼ完成した。

前回は完成後にある程度時間が経過してから脱落したので
その期間が過ぎれば大丈夫だと思うがやはり心配してしまう。
卵の状態やヒナの状態で脱落したら悲惨である。

がんばれ・・。
tubame_2.JPG
     完成間近の2つ目の巣  

2006年06月17日

梅雨の合間に

梅雨入りをしてわずか3日目に晴れ上がった。
唐辛子を中心に植えた苗は順調に育っているのが嬉しい。

今朝は畑の草取りをしていたら蛙を見つけた。
野菜用の支柱に張り付いて日向ぼっこをしている。
例年、数匹の固体を確認するのだが
1昨年までは我が家の薪置き場に生息する「青大将」の餌食になっていたらしく
秋まではいなくなっていた。
昨年の夏にその「青大将」を追い払ったので今年は安心だろう。

「行者ニンニク」の花がたくさん咲いた。
不思議なことに育った年数に比例して咲くようになったのではなく
なんか危機感を感じた株が花を咲かせたような感じである。
まだ2年目の幼株にも花がさいたのだから驚いた。
その半分に種子が入って採取できたら来年はまた多くの苗が生育できる。
いよいよ食用にできるサイクルになってきたのだろうか。

山菜取りのついでに採取した「山百合」の球根から分割したものが
今年は4本育っている。そのうち蕾ができているものが3本、
梅雨明けのころにあの強烈な香りを漂わせる白い花をつけてくれる日が
まちどおしい。

kaeru.JPG
    雨蛙の日向ぼっこ

ainunegi_hana.JPG
    行者ニンニクの花

2006年06月24日

嗚呼、悲しや燕夫婦

恐れていたことが起こった。
小生が出張で3日ほど留守をした折に
燕の巣が脱落して卵が2個割れたという。
どうしてもログ壁と泥の相性はよくない。
写真でみられるように壁からきれいに剥離している。
時期的にいってもう今年はこの夫婦には
巣を作って産卵し子育てをする時間は残されていない。
学習して来年以降は別の場所に作ってほしい。

tubame101.JPG
     剥離したログ壁  
tubame102.JPG
     脱落した巣の裏側  

2006年06月27日

カラ梅雨に想う

昨夕のニュースで報告されていたが、
新潟県の今年の例年比較の雨量が現時点では過去最小とか。
昨年は6月末に豪雨が降って帳尻を合わせたけど、雨は適度に降らないと
農作物には良くないのは承知の事実。
逆に九州では連日、豪雨が続いている、まるで数年前の新潟のように。
この2年間の魚沼を襲った豪雪といい、「過去のデータ・・・」と云った
気象庁の報道が珍しくない昨今だ。

地球規模の温暖化でいろんな影響が続出している。
このままでは近い将来、大変な状況になるのは目に見えている。
一部の国を除いてはこの温暖化に拍車をかける事を続けている事を
マスコミを含めてあまり告知していないのはなぜか?
未来に重い荷物を押し付けて、自らの政権の時には全てを凍結し、
「継続審理」とか「塩漬け」とかあいまいな表現での「先送り」で
自我自賛する某国のトップと同じで無責任なのでは?

地方自治体が続々と「自己破産」のタイムスケジュール待ち行列に
加わっているのが明確になった。
ここ魚沼でも相変わらず続く「減反」と農業従事者の減少、
食料自給率の低下、株価上昇や「いざなぎ景気」で浮かれた
政治家や官僚はどこを見てんだろうね。
また参議院選挙になればまたぞろ「甘言」で庶民を惑わすのだろうけど。

梅雨前線の停滞にいろんな事を想う民である。

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