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2006年04月 アーカイブ

2006年04月04日

さあ四月だ

峠のむこう、関東以南ではすでに桜の開花を終えて
散り始めたニュースをやっていたが、
ここ魚沼はまだ2mほどの積雪がある。
数日前には1m弱の積雪があったくらいだから春はまだ遠いのか・・・。

今日は青空が出たので自宅前の庭先の雪カキをする。
ザラメ雪を鉄のスコップで流水溝に落とし込むと
真冬には見られない豪快な音で雪が流れてゆく様がうらめしい。
なにしろ真冬には水がほとんど流れなかったのだから・・。

残雪の下では雑草や「シバザクラ」が新芽を伸ばし始めている。
かなり痛めつけられた草木も確かに息づいているのが健気である。
雨と晴れの日が交互にやってくると雪解けの速度は増してくる、
やがて山菜が溢れるごとく里山に生えてくるのが待ち遠しい。

DSC_0018.JPG
降雪のあった里山「大力山」

2006年04月05日

どんよりとした雨模様

昨日は午後遅くから曇ってきたので天候が下降気味になるのは
時間の問題と思われたが、今朝は細かい雨が降り出した。
雪が解けてくれるのは嬉しいが、やはり太陽が好きだなと思う。

雪国に暮らしていると冬から春への移り変わりするこの時期が
一番こころが安らいでくる。
太陽のありがたさが一番感じるのがこの頃なのだ。

早く雪を消して土を暖めてまずは「馬鈴薯」を植えなくてはならない。
昨日は雪の下に寝かしていた「行者ニンニク」の鉢植えを見たら
かなり芽が出始めていて嬉しくなった。
株分けしたり種を採取して撒いたものから増やし続けたわけで
5年でようやく食用になるくらいの大きさに育つ生育の遅いものなので
毎年大きくなってゆくのがなんとも愛しい。

昨年12月初旬の思わぬ凍結で大事にしてきた「雪割草」のほとんどを
失ってしまい、先日あらたに数鉢を購入した。
その花はこの数日の温かさのせいですっかり開花を終えようとしている。
今年こそは「夏越え」「越冬」を無事に済ませたい。
やはり地面に移すのがいいのだろうか?

2006年04月06日

ようやく青空・・。

昨日来の雨はようやくあがりはじめた。
まだまだストーブの暖かさに頼る毎日だが、太陽さえ顔をだせば
午後にはなんとか消すことができる。
薪ストーブも12月からほとんど火を落とさなかったが、
このところは時々消してしまうことが多くなった。
例年の1.5倍は薪割りをして積み上げた山がほとんど無くなったということは
それだけ寒い冬だったという事か・・。

灯油の値上がりが厳しかった冬だけに助かったわけで、
「やはり薪ストーブの火は優しい」と訪問者は口をそろえて云うけど
実践者はこれが普通だと思っているのだが、確かに洗濯物はよく乾く
(なにしろ薪ストーブの吸収する湿度は強力)。

近日中に伐採済みの木を片付けにゆかねば・・。
もう来シーズンの「薪確保」作業が始まろうとしている。

2006年04月07日

まだまだ寒い日々

なかなか気温が上昇しない、もちろん残雪が2mもあり冷蔵庫の中に居る
ような状況だからと云えばそれまでだが・・、
もっとも山ではGWでも降雪を見るわけで、まだ春の入口なのだ。
(先日もいろんな山で降雪による遭難(疲労凍死?)があった)

それでも食卓には春の食材が並ぶ。
まずは出世魚であるブリの「ワラサ」(日本海産がようやく出回った)
刺身とカマは塩焼きで食したが、余分な脂がなく美味。
大崎菜、もしくはトウナは雪が解け始める頃に出始める「アブラ菜」科の
小松菜のお友達のような菜であるがお浸しや汁の実などに最適、
なぜか油揚げとの相性が良い(蕪の菜もそうですが・・)
本マス(桜マス)も出始めた。(今夜の食卓に出る)
奥只見湖では陸封されたサクラマスが生息しているが
市場では日本海で捕れたものである。
拙宅では日本酒、醤油を加えた味噌を薄く塗って12時間ほど寝せた
いわゆる「一夜味噌」状態を焼く予定。
なんか玉風味のヌル燗に合いそうだな。

さて長岡の「雪国植物園」では「雪割草」が満開です。
その写真を数点
yukiwari_1.JPG yukiwari_2.JPG yukiwari_3.JPG

2006年04月08日

ホームページをリニューアル

ようやく「魚沼スローライフ」のHPをリニューアルした。
中越地震のあとはなんだか気力が萎えてしまったうえに
この冬の豪雪対応に時間を費やしてしまったのでのびのびになっていた。
カテゴリを変えたわけではなく、メニュー構造を変えたのと
フラッシュを使った画面の動きなどを一時的に中止することにした。

最近、仕事としてHPの作成や保守をしているとどうも自分のものは
後回しになってしまう。
一眼レフのデジカメを購入してからは、素材も集まったし
この雪解けからは積極的に撮影登山やウォークを計画している。
風景や花だけではなく、いろんなものを記録として収集し
データとして整理することが当面のテーマになりそうだ。

峠のむこうと約10度低い今日の気温であるが、
雪解けはいいスピードで進んでいる。
薪が残り少なくなったのでガレージに保管してある
緊急用在庫を少し使ってしまおうと考えている。
あまり寝かしておくと木の油分もなくなり単なるゴミになってしまう
恐れがあるから丁度良いだろう。

塩漬けした「ウド」、「ワラビ」「蕪菜」も全て調理して食べた。
「たくあん」がまだ少し残っているが気温が上がれば酸味が増して
いささか生食には適さない。油いためにでもするか・・・。

まだ寒い日が続くので日本酒の燗が嬉しい昨今である。

2006年04月10日

遭難続出・・。

この数日間でずいぶん山スキーでの遭難が出ている。
あの悪天候に入山する事はかなりのリスクを背負っていると思うのだが、
年配者も多く、時間的な余裕があるのだから天候が安定するまで
時期をずらすことができなかったのか・・・。

春に降る雪は湿っていて真冬に比べても濡れからくる体温維持は困難で、
疲労凍死に繋がる事は承知しているはずなのに・・。
この時期の降雪による表層雪崩れも雪が重くてダメージも大きいし
なによりも装備や心構えが貧弱だったとしか思えない。

自分自身も含めてこれから残雪の山歩きをする人たちに対して、
この一連の遭難事故が世間からどう見られるかを考えると
かなりのイメージダウンにつながる。
防寒具、食料、緊急ビバーク用品など考えられる装備は
確かに重くなってしまうが、それを背負う体力がなければ入山すべきでない。

シールを付けて快適に山の斜面を登る時の気持ちの高揚感、、
足元に埋もれた潅木帯を気にせずに滑り降りる豪快な気分、
それを求めて山スキーを履くわけであるが何としても必要なのは
天候に対する考察、雪の状態を見分ける洞察力が必須である。

アプローチが楽になって体力が無くてもすぐに山に取り付ける。
道具はお金さえあればいいものが手に入る。
しかし体力や山や雪の状態を読む力は経験しかないだろう。
撤退する勇気と中止する臆病さが必要なのだ。

ここ魚沼の山々も残雪がわれ等を呼んでいる。
天にツバすることなく山と対峙してゆこう。

2006年04月12日

ようやく太陽が・・・

久しぶりに朝から気温が上昇している。
南からの暖かい空気が流れ込んでいるのだろうか妙に暖かい・・・。
おかげで薪ストーブの火を落とした。
薄い雲がかかっているものの青空が顔を出している。

これで一気に雪解けのスピードが増してくれればと思う。
GWが近づいてきたので山の様子が気になってきた。
天候が安定した時をねらって登りたい山が幾つか候補にあるのだ。
山菜はまだまだなので、やはり残雪の山しかなさそうだ。
例年そうであるが混雑した海外や観光地に足はむかない、
むしろ地元の山などをウロウロしているのがいろんな意味でいい休養になる。

昨日はストーブの木灰を裏の畑に撒いた。
まだ2mほど残っている屋根から落ちた雪の溶けるスピードを
加速させる為でもあるし、肥料の足しにもなるわけだ。

久しぶりにベランダから八海山の残雪の姿が見えた。
以下に掲示します。
8kaisann.JPG

2006年04月13日

アイヌネギ(行者ニンニク)の事など

昨日の好天で残雪の中から「アイヌネギ」のプランターを掘り出してあげる。
5年ものを先頭に3年ものまで数鉢あるが、いずれも芽を出し始めている。
最初のものは尾瀬の群馬側登山口にある戸倉付近で鉢植えを1ケ購入。
この鉢に咲いた花から実を採取して増やしていった。

栽培物は3、4年で食用可能なぐらいの大きさになるというのだが
我が家の鉢植えではなかなか成長が遅いためにまだ食べてはいない。
食べるのは少しかわいそうな気がするわけで、
もっとたくさんの苗が育ってから大型のものから試食してみたい。

最初は一人で北海道の「斜里岳」に登ったときに会った人達が
中腹で「アイヌネギ」を採取していたのが出会いだ。
当然の如く小生も採取して姉の家に持ち帰ったらいろんな調理法を
教えてもらったり、実際に食べてみてすっかりファンになった。
因みに北海道では「ジンギスカン」に欠かせない野菜としているらしい。
昔は至る所に自生していたらしいが、乱獲がたたって今は
山間部(ヒグマがいるあたり)のみに自生しているだけとの事。


中部以北の高山地帯に自生しているとの情報であるが、
自分で確認したのは尾瀬沼と岩手のみ、まあ丹念にさがしたり
情報を収集しているが近所での自生地は見つかっていない。
いっそのこと適宜な場所に種を撒くか苗を植えてそだてるかな・・・。

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左から3年物・4年物と続く     

2006年04月16日

日向倉山訪問

1年のうち今の時期しか登る事が出来ない山、「日向倉山」に行った。
風邪気味の前日に「山の達人」から電話で誘われ、「行く!」と即答。
不順な天候が続く時期、晴れ予想の休日チャンスを逃すわけにいかない。

ピッケル、アイゼン、カンジキ、ストック、皮の本格登山靴、
なんか久しぶりに残雪期用重装備のザックになった。
7:10に自宅から濃霧のなか、歩いて待ち合わせ場所に向かう。
昨夜からの曇天が続いているしこの霧ではでアイゼンよりもスノーシューが
いいだろうと「山の達人」の自宅で予備のスノーシューを借りて
昨年「太郎助山」に一緒したM氏を加えた3人で出発する。

シルバーラインは「奥只見丸山スキー場」へ向かうボーダーの車で
混雑しているが銀山平出口に出たのは我々の車だけであった。
トンネルを出た道路脇に車を止め、その場所からすぐに山歩きが始まる。
100mほど川沿いの平坦部を歩いてから尾根に取り付くのである。
出発前に見かけたスキーを持った数人のグループは川の下流に向かったらしく
別の場所に向かったようだ(直登ルート)。
ノーマルルートにはすでに先行するグループ4人が急斜面にへばりついている。

確かに気温は低いが雪は柔らかい、アイゼンは不要である。
借りたスノーシューは爪が多めに付いていて快適だ。
30度ほどの急斜面も直登可能なことには驚いてしまう。
(踵部分が角度調整できる機能が付いている)
自分の持っている物は新雪や緩斜面には有効だけど、
この急斜面では多分ズリ落ちてしまうな。
同行者2人はグイグイと飛ばして行くが、まだ風邪が治りきっていない小生は
鼻水を垂らしながら足取りも重い。
それでも足を止めるほどではないので小刻みに足を出して
ひたすらに急斜面をのぼり続ける。
後方には「越後駒ケ岳」「中の岳」「荒沢岳」の威容が広がっている、
風は強いものの天候は良いし汗もあまりかかずに進んだ。

鼻水が出続けるということはかなりの体液を失っていることなので
途中で一人だけ小休止して水とリンゴを一切れ補給する。
平坦な尾根筋まではまだ半分の距離、幾分楽になったものの
いつもの調子は戻ってこないまま急斜面は終わった。

あとは頂上直下まで幾つかのピークを越えるのみである。
標高1500mに未たない山頂はたおやかに左右に広がっている。
左側にはブナの原生林が連なり、その向こうには「未丈が岳」が
ひときわ大きな山容が誇っているのが見えている。
右手は「北ノ又川」が流れ込む「奥只見湖」の風景が俯瞰され、
はるか前方には尾瀬の「燧ケ岳」の双耳峰が大きく見える。

急斜面を終えたせいか、やや呼吸も楽になったが
なにしろ足が前に出ないし風が強くて体温損失が甚だしい。
この時期の残雪歩きは暖かくて半袖が普通なのだが、
体調不良の為、体力保持に努めてセーターを着込んでいる。

先行したM氏がスコップで「屋根無イグルー」を作って待っていてくれた。
風の当たらぬ場所を選んでテーブルと椅子まである立派なベースキャンプだ。
ここから頂上までは2、30分とのことであるが小生はここで終了。
体力の消耗は激しく、なによりも気力が途切れてしまった。
ウィンドブレイカーを着込み湯を沸かして暖を取っている内に
だいぶ落ち着いたが、後を追って頂上を目指す気力が沸いてこない。
早めに食事を終えて彼らが帰ってくるのを待ち、写真を撮ったりして過ごす。

例年、ここに来ている2人は慣れたもので、
下山時のスノーシューでのグリセードもすごいスピードで飛ばす。
あれだけ苦労して登ってきた急斜面を一気に駆け下りというか滑り降りて行く。
今シーズン一度もスキーを履いていない小生はややへっぴり腰、
何度も尻から転んでしまう、いかに前傾していないかの証拠である。
眼前に「荒沢岳」の岩肌を見ながら銀山平に向かって
滑り降りて行くのはなかなか爽快感はあるが、
すっかり平衡感覚がなくなっている、
いつもの自分の体でないような感じでストックに頼ってしまう。
何度も尻から転びながらもなんとか無事に平坦な場所に辿りついた。

川原に出たときにはもう疲労困憊であったが、なぜか鼻水は止まっていた。
8:00過ぎに登り始めて13:00には下山であるから
まあ日帰りの残雪登山としては納得の時間帯である。
風景を楽しんだり雪の感触を味わったりすることが充分に出来なかったものの
初めての「日向倉山」訪問としてはこんなもんか、
次回は体調を整えて今度は頂上まで足を運んでみたいと思っている。

hinata.JPG
この斜面を左側から登ってきた     
sepi.JPG
何箇所か大きな雪庇ができている
koma.JPG
稜線から仰いだ越後駒ケ岳の姿

2006年04月22日

桜前線

所用で上京した。
県境のトンネルを越えるとそこは春が盛りの上州路。
桜前線は海沿いを一気に岩手付近まで上昇したが、
内陸部では丁度「水上」あたりで停滞中だ。
さていつごろ峠を越えて越後路に入るのやら・・・・。
湯沢付近はまだ1mを越える雪がそこここに残っているのだから、
気温の累積で花を咲かせる桜としては朝晩の気温はつらいものがある。
まだまだストーブの世話になっている家庭が多いのだから。

帰郷の車窓に移り変る季節の姿をみた。
今の時期にしか見られない芽吹きの緑が見せる色合い万華鏡、
陽の光にキラキラと輝くばかりの淡い緑やビロードの肌触りを
思い起こせるばかりの産毛に覆われた生まれたての緑など。
秋の紅葉時期に見られる木々の葉の色が異なるように
今の時期に見られるこの風景。
同じ緑でもこんなに異なる様相を見せてくれる一瞬の春の不思議さである。

標高1000mを越えたあたりで舞う風花は谷川岳の吹雪を想像、
上毛高原あたりの農家の庭先では桜の老木が花びらを散らせている。
春と冬が同居する県境付近の珍しい風景であった。

2006年04月24日

きこり小父さん

22、23日の2日間「きこり」をやった。
1本の立ち木を倒す手伝いと別の場所ですでに倒し終えた木の処理である。
本来は伐採後の後処理のみが目的であったが、作業中にそれを見ていた
近所の人に「うちの畑にあるイチョウの木を切ってほしい」と頼まれた。
周りに人家のある場所での大木の伐採は難しいわけで、
「師匠」と仰ぐ古老の弟子として働いた。

木の大きさ、枝の張り具合、生え方などを考慮して倒す方向を決める。
倒す方向への切れ目の入れ方(角度、深さ、幅の決定)や
逆方向からの楔の入れ方に至るまで長い経験からくる職人技である。
その詳細はいずれ機会があればレビューするとして、
倒すまでの段取りや倒す作業よりは何でもそうだが
倒し終えたあとの後始末が大変なのだ。
枝を全て落として、薪として利用可能な大きさや、畑の支柱に「する材料の
選抜や運びやすい大きさに刻んでから道路までの運搬がある。
ほぼこれが全体の9割を占めるわけである。

両手で持ち続けたチェーンソーの重さで両腕はパンパン、
2、30kはある切り株を持ち上げて運んだので足腰は痛む。
山歩きとはまた異なる苦行であった。
まあ、これも全てが冬の暖房の元になる「薪ストーブ」の糧になるのだ。
自然からの恵みに感謝!!

2006年04月26日

異常気象

昨日は気圧配置が冬型になって朝から氷雨が降り、
標高の高い場所では大きな雹が落ちてきたとか・・・。
朝晩はまだストーブの世話になっている。
GW前にこれほど残雪がある年も珍しいことであるし、
気温が上昇したり、晴天が長続きしないのも珍しい。
なにやら地球温暖化からくる現象なのか?
さらに今年は「黄砂」による雪の汚れや空の透明度も悪い。
中国大陸では砂漠化した地域が広がっているから
無理もないことかと思われるが、この季節独特の現象としては
すこし度を過ごしたもので雨と一緒に落ちてきた砂は車のボディを
汚して、そのまま洗うと砂で塗装が傷つくとの事。
晴れていても洗濯物は表に干せない日が続く。

雪解けが進むと至る所で木々の傷んだ姿をみる。
枝が折れたり、裂けたりしているのはまだしも
一番大事な梢の先端が折れているのは悲しい。
完全に枯れてしまう事はないにしても成長には著しい影響が出る。
拙宅の庭に植えてある木々もそのほとんどが傷んだり、折れたりした。
鉢から土に移した「ブナ」は雪の重さでかなり歪んだが
これはもともと山の木なので力強く再生するだろう。
ブルーベリーの一鉢は先端が折れてしまい、今年の実は期待できない。
松とつつじは枝がかなり折れたけど再生を期待するしかない。

背の低い草木は元気なもので、雪の下で静かに呼吸をしていたのか
太陽の光を浴びたとたんに葉を伸ばし、花を咲かせている。
下の写真は庭に咲いた「ショウジョウバカマ」
syoujyoubakama.JPG

2006年04月29日

権現堂山訪問

この春、初めての権現堂山に登った。
雪が多いシーズンだったので装備に悩んだ末に
小生はスパイク長靴にピッケル、友は登山靴にアイゼンとなった。

戸隠神社の境内はまだ1m以上の残雪の下にある。
完全に隠れた石段の道をたどって登山口にとりつくが
最初から雪の壁にぶつかった、ピッケルを使って夏道の出合を確保。
なぜか雪があったのはそこだけで尾根道は3合目まで雪はなく、
早くも「イワウチワ」や「カタクリ」が咲いていたり木々の新芽が芽吹いている。

雪が現れてくると小さな雪庇が出来ていたり、
痩せ尾根に張り付いた残雪の上を歩くスリルやこの時期独特の山歩きが楽しめる。
4合目以上はまだ雪が全体を覆っていて、わずかに木々の梢だけが雪上に出ている。
夏道は急斜面をトラバースして「弥三郎清水」を経て岩の間をぬけるのだが
遠くから見た感じだと正面の急斜面を直登するのがいいなと思ったら
先行する単独行の人影が最後の難関と思われる雪壁に取り付いている姿が見えた。

当然ながら先行者のトレースを利用させてもらって直登し始めた。
ピッケルは半分ほどが雪の下に突き刺さるので急斜面でも安定感は抜群、
友はアイゼンを利かせてストックワークで先行するが、時折立ち止まる。
ほんの200mほどの雪壁であるが斜度は45度を超えている感じだ。
大きな岩の横をすり抜けてようやく頂上直下の潅木帯に到着、
あとは緩い斜面のゆるんだ雪の上をズボズボと歩いて頂上へ向かう。

頂上は幾つかある大きな岩がかろうじて頭を出しているだけの雪量であったが
岩は乾いていて気温も高い、風もなくゆっくりと休むことにした。
360度の展望はすばらしい。
越後三山や守門、浅草、遠くには巻機、谷川岳の姿もしっかりと捉えられた。
ほんの数箇所であるがブナの新芽が淡い緑の葉を開いている木々が見受けられる
この里山の雪で覆われた斜面、あと数日で山全体が残雪と淡い緑が点描される
見事な絵画が展開される。
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